千社札

今日知った言葉。千社札




平木浮世絵美術館サイトより


  • 寸法について

千社札(一丁札)の紙寸法は、幅一寸六分(58ミリ)、高さ四寸八分(174ミリ)。

この一丁札の中に子持ち枠と呼ばれる罫囲みがあり、この中に文字などを入れる。子持ち囲みは外枠が太枠、内が細枠。明治20年に、それまでまちまちだった子持ち囲みの寸法が外寸法で幅48ミリ高さ144ミリと決められた。比率はいずれも1:3となっている。札の上部に余白を開ける。

ほかに、連札(れんふだ)と呼ばれる横幅が二枚分の二丁札、そして三丁札、八丁札など大きさもいろいろある。元となる奉書全判は十六丁で、紙寸法は395×530ミリ。この紙全体を切らずに一枚のもで作った札を16丁札といい、通常はこの紙を短辺を半分にして、これを左右8分割して、全判を16分割したものを一丁札(いっちょうふだ)という。

  • 書体について

千社札に使われる文字の書体は、江戸文字の「籠文字」が用いられる。小さく入れる場合は、「寄席文字(よせもじ)」も使われる。錦絵と同じ江戸木版画によって印刷される。

出典:wikipedia