すばらしい再会

夕景

展覧会の打ち合わせに大阪に来ると、見たことのある顔が。よく見ると、去年、同じアトリエで制作していた先輩だった。
「!!!!」
久々の再会の喜びに打ちひしがれていたら、「ちょっと、こっちこっち」と私の手をひっぱっていく。
どこに?
しかし...
着いたのはさっぱりと広い、ビルの一角の部屋。その先輩はすんばらしいスタジオを借りて、生活されていたのでした。
毎日拝借していた珈琲と同じ珈琲をごちそうになって、何だかジーンとしてしまった。
「先輩。何で自分のスタジオ、借りようと思わはったんですか?」
「え!だって、あなたがある日、スタジオは必要って、力説してたじゃない!」

画像は先輩のスタジオ近くの風景。