ナツノトビラ

チケット

強い光。 白/黒の世界。グレーはない。コンクリート

暗い部屋。面白くないテレビ。感覚が充満した領域。
言葉のカットアウト。つなぎ合わせ。ループする記号。

夏。暑くはない。ジダンに対する実況音声。ブラックマヨネーズ高校野球
電車の事故。飛行機と高層ビル。数字。

事故のニュースさえも、記号化していて感覚がつかめてない。

群衆。観客。
柄の長い日傘。白いお洋服。アニメの少女。大きな鞄。
重い影。大きな影。小さな影。移動する。
断片化されたリズム。断片化された身体。繰り返される場面。
欠けていく月。黄昏。宅配便業者。麦わら帽子。

ナイフ。ナイフをもった少年。殺人事件。被害者。

記号化された身体はもはや今までとは違う、新しい身体。


...とまあ、維新派の舞台をみてきたんです。で、こんな断片的な日記にしてみました。

...新しい人間であり、人間の新しい身体であり、人間の身体と機械との新しい関係です。すでに、そうした変化が見かけられます。機械について語るとき、私は、運動や移動の機械と同様に、記号伝達の機械のことを考えています。立っている姿勢すらも変わってしまっていて、当の<人間>は、大変な乱気流の地帯を横断しつつあるのです。

ジャック・デリダ言葉にのって―哲学的スナップショット (ちくま学芸文庫)