バラ

昨日は授業で京都の大徳寺へ襖絵をいくつか見に行ってきた。
長谷川等伯とか狩野永徳、曽我蛇足もあった。
真珠庵の奥に特別に通していただいた。そこには「虹の窓」があるお茶室があった。中は薄暗くて、足元がおぼつかないくらい。けれど、和紙が白く貼られた小さい障子窓には、そとにある、さっきまでの雨に洗われた清々しい緑が、すこーしだけ反射して、とってもきれい。季節によって反射する色がかわるので、「虹の窓」とよんでいるのだそうだ。
ときどき、冷たい風がすうっと入ってくる。とても気持ちがよかった。

午後は、友だちと一緒に寺町にある鳩居堂へ。
店内はもう夏時用の展開になっていて、ハイセンスな扇子が並べられていた。透かし模様の団扇がとっても涼し気!部屋に飾る場所がないので、無駄遣いはやめておく。
そのかわりに、お香を買った。「若菜」という白檀の香り。香水はつけないけど、お香はときどき焚く。お坊さんの近くにいると、お香のにおいがしみついていて、どきっとする。
そのあと、六曜社に行き、冷珈を飲んで友だちとは別れた。
帰り道で、古本屋で岡崎京子の「PINK」が出ていたので、買う。