法輪寺にて

法起寺法輪寺中宮寺法隆寺に行ってきました。今日は飛鳥時代のものばかりです。

今日は、とても暑かったのに、JR法隆寺駅から、ぶらぶら法起寺を目指して歩いていくと、やっぱり40分以上かかってしまいました。でも、残暑のあぜ道もいいものです。(でも、おかしな風に日に焼けてしまいました)

今日のお目当て斑鳩三塔のひとつめ、三重塔。あとで見た、法隆寺五重塔の1層、3層、5層目と同じサイズだそう。
でも何だか、小さくみえました。なんでなんだろう...?
伽藍配置がちょっと独特で、(...と言っても今は亡き建物の跡がわずかに敷石の並びで、読み取れるのですが)講堂に向かって右が塔で、左が金堂という、法隆寺法輪寺の配置とは少し違います。(塔と金堂の左右が、逆也)

法起寺から歩いてスグ。
ここは飛鳥時代の虚空菩薩立像と薬師如来坐像があった。それにウチワも貸してくれた。裏側からも仏像が見れる。
飛鳥時代の仏像は、なんや、間延びした比率也。顔は面長。腕は長い。足の甲は大きい。That'sキャラクター比率也。
小さい仏像やったら、ものすごくかわいいけれど、大きくなると、迫力が出てくる。

如意輪観世音菩薩像(半跏思惟像)は、やっぱり人気があるようです。じっくり、ガン見している参拝者が。ふと右側の棚に「悩み、相談のります」的な表札を見て、あとずさり。
寺全体に、なーんか変テコな雰囲気を感じた。この感じは、何なんやろう。ナルティシズムに近いものかもしれない。

内の、(全部は到底拝観不可能)西院伽藍=大講堂+五重塔+金堂、大宝蔵院の二カ所を見た。
数は少ないけれど、大宝蔵院はちょっとした博物館みたいになっていて、飛鳥白鳳時代の仏像がたくさん詰まっています。
なかでも、百済観音像。あと、玉虫厨子百済観音像の体の比率の妙!流れるラインの美しさ!でも、顔が、ボソっとしてるんです。ふしぎ系。

金堂内部も空間が完成しているようでした。NHKが撮影に来ていて、普段は薄暗い堂内がライトアップされていて、トクした気分でした。